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いつかきっと……

今日の練習は、シューベルトのミサ3曲目、「CREDO」(307小節まで)を中心に練習しました。

小節が変わるたびに「次は何調だ?」と思ってしまうような難しいフレーズなのに、帰りの電車内で音源を聴くと、そこには素晴らしいハーモニーが……。

シューベルト、やっぱり天才だと思います。夭逝したのが残念でなりません。

現在、一番の受難パートはテノール。何回音を確認しても、正しい音を出せている気がしない……。時間を割いて音の確認してくださる先生にも、音が取れるまで待っていてくださる他のパートの皆さんにも、本当に申し訳ない限りです。いつかきっと「あの頃は音が取れなくて苦労した……」なんて振り返る瞬間もあるのでしょうが、そんなにゆっくりしてはいられません。頑張って音取りを続けます!

このミサ曲の難しさは他にもあります。

それは「歌詞」です。歌い慣れたラテン語の、ミサ典礼文のはずなのに、どうしても音符に言葉が乗ってこない。ここには多分、発音の問題があるのだろうと思っています。

日本語は子音と母音を同時に発音し、音符一つに対して言葉は一文字が基本、複数の文字を宛てるのは「例外」です。また、「ん」以外は母音で発音が終わります。

しかし外国語は子音と母音を区別して発音し、音符一つの中に複数の子音を「当たり前」に入れます。また、子音で発音が終わる単語が多々あります。

加えて子音の後の母音が発音される瞬間が打点になります。

(たとえば、「gloria」と発音する場合、打点の位置は「o」。つまり「gl」は打点の前に発音しなければなりません)

学生時代に合唱の指導をしてくださった西 義一先生の言葉を思い出しました。

「日本語を歌うときも、外国語と同じように子音と母音を分けて発音しなさい。」

今日の一番の難敵は208小節目からの「Et resurrexit,secumdum Scripturas.(聖書の示すように(3日後に)蘇えり)」。なんとか、次回までに克服します!

それから、今日は「ツィ」の発音にも指示がありました。

「Pntio」「etiam」「tertia」は「ti」の部分は全て「ツィ」とのことです。どうしても「ティ」とか「チ」にしたくなりますが、頑張って「ツィ」で合わせましょう!

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