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「Dona nobis」について

  • 執筆者の写真: saitama-choir
    saitama-choir
  • 2015年9月8日
  • 読了時間: 2分

今日の練習で、「このミサ曲は珍しく、最後まで幸せじゃない。」といったことを先生がおっしゃっていました。

確かに「Agnus Dei」の後はどんなミサも大抵、明るく穏やかな調子になっていくものですが、この曲は「Dona nobis」を分けて作曲しているにも関わらず、わざわざ「Dona nobis」の中に「Agnus Dei」のフレーズを挟んだりして、なんだか「いい方向に行けそうで、行けない……」みたいな感じになっていますね。

先生曰く「シューベルトはあまり幸せな人生を送っていなかった。それが反映されているのでは」とのこと。

ちなみに「Dona nobis pacem」は「私たちに平安を与えてください」という意味。

僕の中の「Dona nobis」イメージも「ほら、こんな感じの穏やかで明るい未来を、私たちに約束してほしいんです。」とでも言うかのような、優しく穏やかなフレーズ、といった感じ。「Agnus Dei」で、強く、切実な願いを訴えた分、こっちは穏やかさがより印象的になります。

しかしこのミサは違う。「Dona nobis」に入っても「Agnus Dei」で訴えた、救済への渇望がありありと残っている。

とはいえ、歌詞は「私たちに平安を与えてください」という、「私たちを憐れんでください」とは明らかにテンションの違うものです。

矛盾しているようですが、シューベルトの意を酌んで穏やかになり過ぎず、且つシリアスなままでなく最後の曲として「救済」の片鱗が見えるような穏やかな歌い方ができたら、きっと、最高の演奏になるんでしょうね。

 
 
 

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